「たったひとつの勝利。」


「お前は失望するぜ、その後ろの眼鏡男の欲望を一度でも覗いちまったら
 がっかり愕然唖然呆然駄目だぜぇぇぇえええ紗音オオォォォンンンンンンゥウウウゥゥウ!?
 ひぃぃはぁああああっははっはアーーッ!!」
魔女の悪意に満ちた下卑た笑い声が私を攻撃する。
……なぜだろう、私の感情は少しも揺れ動かない。
「彼が私に対してどのような欲望を抱いているかは知ってる。
 あなたと違って人の心を読む力はないけれど、それくらいは解る。
 健全な成人男性ならば、――人間ならば当たり前に抱く感情だから。
 もちろん私にだってそれはある。愛する人と触れ合いたい。溶け合ってひとつになりたい。
 愛から発生する大切な欲望を否定なんかしない。
 でもそれはあなたの言いたいこととは全然違う。
 それを抑える強靭な意志の強さごと、私は譲治さんを愛してる。」
そう告げることもできた。……でもしなかった。
譲治さんはそれを恥じるだろうし、言葉にしなくたって伝わっているはずだから。
彼女の嘲笑も、愛を知らない可哀想な一人ぼっちの少女の泣き声にしか聞こえない。
力押しの攻撃も、認められない悔しさから来る駄々にしか思えない。
私は譲治さんを愛してる。誓いは成立した。私の側には譲治さんがいて、ここに指輪もある。
愛という感情を信じ貫くこと。その一点において私はこの魔女に勝ったのだ。
力が及ばず守れないのは悔しいけれど、この愛は永遠――!








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