どきどき☆どうき。

「うーーーーーーーーん…。」
昼休み。ここ数日昼食後の時間を利用して読書をしていた圭一が、
ようやく読み終えた本を前に考え込んでいた。
「――あれ、どうしたの圭ちゃん?
 推理小説読み終えたってのにスッキリしない顔しちゃってさ。」
「……ああ。お袋が薦めてくれたのに悪いんだけど、なんだかな。」
「ふむふむ。犯人のトリックが稚拙だったとかかな?
 あるいはアリバイ作りが実際には穴だらけとか。」
「いや、トリックやアリバイに不満はないんだ。でも動機がなー…。」
「動機?……何だったの?」
圭一は黙って開いたページを見せる。
……いきなり推理小説のラストシーンを見せるとは神をも恐れぬ行為だが、
魅音は気にもせず本を覗き込んだ。


愛しくてたまらない恋人を、自分だけのものにしたいがために手にかけてしまったと言う、
お約束の犯人の告白シーン……。

「…こいつの好きな相手を殺したいって気持ちがよくわからないんだ。」
「んーーーーーーー……。ごめん、おじさんもよくわからないや。」
「なんで好きな相手を殺そうなんて思えるんだろうな?」
「おじさんだってわからないってば。……詩音ならわかるんじゃないかな?
 あの子結構激しいし。」
「そうだな……今度会ったら聞いてみるよ。
 ――魅音はどうだ?好きな相手を殺したいと思うか?」
「……圭ちゃんはどうなのよ?」
「え?うーーーーーーん……。」
「んーーーーーーーーー……。」
ふたりして腕を組み考え込む。

……しばしの間。

「やっぱ俺は思わないよ。」「おじさんも思わないよ。」
「俺は魅音には死んで欲しくないからな。」
「おじさんだって圭ちゃんには生きてて欲しいしさ。」
「――うん、そうだよな!自分の手にかけたって後悔するだけだもんな!」
「そうそう!おじさんこの犯人とは気が合いそうにないよ、あははー!」

カラン、カラーン……。
「あっ、もう昼休みも終わりか……。」
「まあ読み終わったんだからよかったじゃん。」
「はーい、午後の授業を始めますよー、席についてくださいねー!」

………………。

………………。

いつものようにまったりと進む授業中。

「「………………あぁあああぁぁぁぁぁあああっ!!!」」

「そっ、園崎さんっ、前原くんっ!?どうしたんですか?授業中ですよっ!?」

真っ赤な顔で慌てふためく魅音と圭一。
いきなりの生徒の悲鳴に何かあったのかと焦る知恵。

『今頃気付いたのか…。』
二人の会話の一部始終を聞いていたクラスメイトたちは、
必死に笑いをかみ殺すのだった――。







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